おすすめ絵本紹介「とくべつなカブ」

 こんにちは!YOMO運営事務局です。

 2022年10月31日現在、YOMOで公開している作品は546作品となります。

 今回は、さく・え そのはら いくみさんの作品「とくべつなカブ」の紹介です。

▼説明

 主人公のカブは収穫の時を待っています。ところが、おじさんに抜いてもらったカブには、大きな傷がありました。

 他と違うカブはなんとかして食べてもらおうとしますが・・・。

 他と違うことは「個性」。 その個性を大切にしてほしい。また、多様性を受け入れる社会になってほしいという思いを込めました。

 栽培する時にどうしても出てしまう、規格外の野菜に対して強い思い入れがあり、なんとか表舞台に立たせてあげたいと描いた作品です。

▼作品情報

  •  対象年齢:4~5才
  •  ページ数:24ページ
  •  サイズ:H 257 mm × W 182 mm

▼レビュー 

 みなさんは規格外野菜を見たことはありますか?直売所やECサイト、最近は店頭で販売しているお店もあるようです。

 このお話の主人公は少し割れてしまったカブとその仲間たち。形などが悪いため、別のカゴに集められていましたが、味は他のカブと変わりません。

 農家さんは育てた野菜を店頭に置いてもらう為に、大切な野菜を選別しなければなりません。おじさんは傷ついたカブたちも市場に置いてくれましたが、やはりきれいなカブがどんどん売れていきます。

 味に違いはないけれど、やはり見た目がきれいなものを選ぶお客さんは多いのではないでしょうか?

 しかし、傷ついていても立派な野菜。調理すれば美味しく食べることができます!傷みや形の見た目が悪いからといって、捨ててしまうのはもったいないですよね。

 この絵本は、食品ロスへの意識を少しでも変えてほしいという作者の思いが詰まっています。

 大人にとっても難しい問題を、子どもたちに分かりやすいストーリーにしてくれているので、この絵本を読んで、お子様に食べものの大切さを伝えていけたら良いですね!

▼試し読みはこちらから

 いかがでしたでしょうか?

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 ぜひ、お子様と楽しく読んでみてくださいね!